きれてない?のブログ

あなたを詰将棋の世界にご案内いたします(^0_0^)

【詰将棋の作り方64】

         6月も中盤に入り梅雨らしくなってきました。

 

  さて..今回は移動作図法の解説をしたいと思います


 次の図をご覧下さい↓

 9  8  7  6  5  4  3  2  1
┏━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┓
┃  │▲角│▲角│  │  │  │  │  │  ┃一
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │▽香│  │  │  ┃二
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ≪A図≫
┃  │  │▽玉│  │  │  │▽竜│  │  ┃三
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:金
┃▽歩│▽歩│▽歩│▽金│  │▲歩│▽香│▽歩│▽歩┃四
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │▽歩│▽歩│  │  │  │  ┃五
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  【23手詰】
┃  │  │  │  │▽桂│▽と│  │▲歩│  ┃六
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │  │  │  │  ┃七
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │▲金│  │  │  ┃八
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │  │  │  │  ┃九
┗━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 ≪A図≫は「久留島喜内」の将棋妙案59番を少しアレンジしたものです。
将棋妙案にはその他に、73番「2方向金鋸」の名作があります。いずれも詰将棋博物館で動く将棋盤で見ることが出来ます。興味ある方は 詰将棋博物館 で検索してみてね♪
「久留島喜内」は江戸時代の数学者。大の酒好きだったらしい...


≪A図≫を見て、いきなり駒数が多くてビックリした人もいるかな?

▲7二金 ▽6三玉で ≪B図≫

 以下▽玉と▲金の動きを示しました↓

 9  8  7  6  5  4  3  2  1
┏━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┓
┃  │▲角│▲角│  │  │  │  │  │  ┃一
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ≪B図≫
┃  │  │▲金  │  │▽香│  │  │  ┃二
┠──┼──┼──┼─┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │▽玉  │  │▽竜│  │  ┃三
┠──┼──┼──┼──┼─┼──┼──┼──┼──┨
┃▽歩│▽歩│▽歩│▽金│  ▲歩│▽香│▽歩│▽歩┃四
┠──┼──┼──┼──┼──┼─┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │▽歩│▽歩│    │  │  ┃五
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼─┼──┼──┨
┃  │  │  │  │▽桂│▽と│  ▲歩│  ┃六
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼─┼─┼──┨
┃  │  │  │  │  │  │  │    ┃七
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │▲金│  │  │  ┃八
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │  │  │  │  ┃九
┗━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 以下
▲6二金 ▽5三玉 ▲6三金 ▽5四玉 ▲5三金 ▽4四玉 ▲5四金
▽4五玉 ▲4四金 ▽3五玉 ▲4五金 ▽3六玉 ▲3五金 ▽2六玉 
▲3六金 ▽2七玉 ▲3七金引▽2八玉 ▲1七角成▽同 玉 ▲2七角成まで

 

※▲金が▽玉の後を追いかけてジグザグに動くのが分かりますか?

両王手の連続で▽玉は▲金を取ることが出来ず、やむなく▲金の斜め後ろに隠れるように逃げていきます。それを同じ道筋で追いかける▲金の動き。これをノコギリの歯に見立てて 金鋸(きんのこ)と言います。φ(・ェ・o)メモメモ...

 

【詰め上がり図】

 9  8  7  6  5  4  3  2  1
┏━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┓
┃  │  │  │  │  │  │  │  │  ┃一
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │▽香│  │  │  ┃二
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │  │▽竜│  │  ┃三
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃▽歩│▽歩│▽歩│▽金│  │  │▽香│▽歩│▽歩┃四
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │▽歩│▽歩│  │  │  │  ┃五
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │▽桂│▽と│  │  │  ┃六
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │  │▲金│▲馬│▽玉┃七
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │▲金│  │  │  ┃八
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
┃  │  │  │  │  │  │  │  │  ┃九
┗━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 面白い趣向でしょう? この趣向が成立するためには、攻め方に▲角(▲馬)が2枚と「▲金」があること、そして大量の置き駒が必要です。玉方の駒数が多いのは▽玉の逃げ道を限定しなければいけないからです。壁を作るために 全部で13枚!もの駒が必要になります。

 

※今回はこの『金鋸』(きんのこ)を使って握り詰を作ってみたいと思います。
しかし「握り詰コンテスト」の使用駒は⇒玉角角金金桂香歩歩歩歩の11枚
・・というわけで、盤面全体ではなくもっと狭い部分で作図する必要があります。
こんな時に使うのが、移動作図法です。


*まず≪A図≫を 右に→2マス 下に↓1マス 平行移動します。

 7  6  5  4  3  2  1
┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┓
│  │  │  │  │  │  │  ┃一
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │▲角│▲角│  │  │  │  ┃二
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   ≪C図≫
│  │  │  │  │  │▽香│  ┃三
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:金
│  │  │▽玉│  │  │  │▽竜┃四
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│▽歩│▽歩│▽歩│▽金│  │▲歩│▽香┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【15手詰】
│  │  │  │▽歩│▽歩│  │  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │▽桂│▽と│  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  使用駒が17枚
│  │  │  │  │  │  │  ┃八   減りました。
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │▲金│  ┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

▲5三金 ▽4四玉 ▲4三金 ▽3四玉 ▲4四金 ▽3五玉 ▲3四金 
▽2五玉 ▲3五金 ▽2六玉 ▲2五金 ▽1六玉 ▲2六金 ▽1七玉 
▲1六金まで

 

 7  6  5  4  3  2  1
┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┓
│  │  │  │  │  │  │  ┃一
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │▲角│▲角│  │  │  │  ┃二
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   【詰め上がり図】
│  │  │  │  │  │▽香│  ┃三
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │  │▽竜┃四
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  手数も短くなっています
│▽歩│▽歩│▽歩│▽金│  │  │▽香┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽歩│▽歩│  │▲金┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │▽桂│▽と│▽玉┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │▲金│  ┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 

*次に ≪C図≫を 下に↓3マス 平行移動します。今度は▲角2枚が敵陣から離れるため、配置に少し工夫が必要になります。
 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   ≪D図≫
│  │  │▽桂│  │  │  │  ┃四
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:金
│  │▲馬│▲角│  │  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【13手詰】
│  │  │  │  │  │▽香│  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │▽玉│  │  │  │▽竜┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  かなりすっきりしました
│▲金│▽と│▽と│▽と│  │▲歩│▽香┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽と│▽と│  │  ┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

▽玉の前方の壁駒は自然な「と金」に変えました。▽玉が左辺に逃げられない

ように「▲7八金」を配置。「▲角」を一枚「▲馬」に変えたため、余詰防ぎに「▽5四桂」を配置しました。

 

▲5六金 ▽4七玉 ▲4六金 ▽3七玉 ▲4七金 ▽3八玉 ▲3七金 
▽2八玉 ▲3八金 ▽2九玉 ▲2八金 ▽1九玉 ▲2九金 まで

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │▽桂│  │  │  │  ┃四
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  【詰め上がり図】
│  │▲馬│▲角│  │  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │▽香│  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │▽玉│  │  │  │▽竜┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│▲金│▽と│▽と│▽と│  │  │▽香┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽と│▽と│▲金│▽玉┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

*これで使用駒は全部で15枚。いよいよ射程圏内に入ってきました。


*次に ≪D図≫を 右に→1マス 下に↓1マス 平行移動します。すると・・
 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │  │  ┃四
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ≪E図≫
│  │  │  │▽桂│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:金
│  │  │▲馬│▲角│  │  │  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【9手詰】
│  │  │  │  │  │  │▽香┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  見事ロックオン完了
│  │  │  │▽玉│  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │▲金│▽と│▽と│▽と│  │▲歩┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

ウヒョ〜〜ヽ(*゚O゚)ノ (加藤一二三風) 何と!!使用駒⇒玉角角金金桂香歩歩歩歩の11枚 ピッタリになりました

 

▲4七金 ▽3八玉 ▲3七金 ▽2八玉 ▲3八金 ▽2九玉 ▲2八金 
▽1九玉 ▲2九金まで

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │  │  ┃四
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  【詰め上がり図】
│  │  │  │▽桂│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │▲馬│▲角│  │  │  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   思わずニンマリ
│  │  │  │  │  │  │▽香┃七     する瞬間^^
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │▲金│▽と│▽と│▽と│▲金│▽玉┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

使用駒11枚で金鋸を作るには「6×6」位の盤面が一番良いということがこれで分かりました。これで一応完成ですが、もう少し推敲してみましょう。

 

≪E図≫の「1筋」の駒は攻め方の▲香だけでも事足りるようですね〜

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ≪F図≫
│  │  │  │▽桂│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:金
│  │  │▲馬│▲角│  │  │  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【9手詰】
│  │  │  │  │  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  詰手順はE図と全く同じ
│  │  │  │▽玉│  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │▲金│▽と│▽と│▽と│  │▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛
 しかし使用駒が1歩足りません。≪F図≫を2手逆算してみましょう。

 

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ≪G図≫
│  │  │  │▽桂│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:金 金
│  │  │▲馬│▲角│  │  │  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【11手詰】
│  │  │  │  │  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲6八金 ▽4八玉以下
│  │  │▽玉│  │  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │▽と│▽と│▽と│  │▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛
 金を持ち駒に加えました。ここでもっと欲張って▲角も持ち駒にできないか考えてみましょう。▽玉を「4七」に置いて検討...

 

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽歩│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨    ←≪只今検討中の図≫
│  │  │  │▲角│  │  │  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨    ▲持ち駒:角 金 金
│  │  │  │▽玉│  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  「4六」に退路封じの
│  │  │  │  │  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨    ▽歩を配置。
│  │  │▽と│▽と│▽と│  │▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 ▲5七金 ▽3六玉に ▲4七角 と打って金鋸手順に出来ないものか?

でもこのままでは「1一」の▲香の効きが強すぎて早詰になります。

 

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽歩│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   ←≪只今検討中の図≫A
│  │  │  │▲角│▽玉│  │  ┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨     ▲持ち駒:金
│  │  │▲金│▲角│  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲香の効きを上手く
│  │  │  │  │  │  │  ┃八 遮断する必要があります
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │▽と│▽と│▽と│  │▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 そこで、「5九」のと金を「1六」に置き「歩」に変えます。

 

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←≪只今検討中の図≫B
│  │  │  │▽歩│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   ▲持ち駒:金
│  │  │  │▲角│▽玉  │▽歩┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼─┼──┨
│  │  │▲金│▲角│  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼─┼──┨  これで▽玉は矢印の動きで
│  │  │  │  │  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼─┼──┨   端に追い詰めることが
│  │  │  │▽と│▽と│  ▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛    出来ます。

 

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   ≪H図≫
│  │  │  │▽歩│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   ▲持ち駒:角 金 金
│  │  │  │▲角│  │  │▽歩┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽玉│  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【13手詰】
│  │  │  │  │  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽と│▽と│  │▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

▲5七金 ▽3六玉 ▲4七角 ▽2六玉 ▲3六金 ▽2七玉 ▲3七金 
▽2八玉  ▲3八金 ▽2九玉 ▲2八金 ▽1九玉 ▲2九金まで


 ≪H図≫から初手▲5七金に▽4八玉と逃げれば、▲3七角打 ▽3八玉

 ▲2八金 まで

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ≪早詰の図≫@
│  │  │  │▽歩│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▲角│  │  │▽歩┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │▲金│  │▲角│  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │  │▽玉│▲金│  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽と│▽と│  │▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 ≪H図≫から初手▲5七金に▽3八玉と逃げれば、▲2八金 ▽4八玉

 ▲3七角打まで。(上の図の▽玉の位置が「4八」になるだけ)

 

 よし完成! いや待った・・  「桂」が1枚足りないぞ!(+_+)

 

 こんな時は、▽玉の進行方向に置いて取らせるのが一番!φ(・ェ・o)メモメモ...

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   【完成図】
│  │  │  │▽歩│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:角 金 金
│  │  │  │▲角│  │  │▽歩┃六
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【13手詰】
│  │  │  │▽玉│  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  実戦形風になりました。
│  │  │  │  │  │  │  ┃八
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽と│▽と│▲桂│▲香┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

「2九」の▲桂は飾り駒ですが、結果的に▽玉に取られるのでさほど気になら

ないでしょう?

 

▲5七金 ▽3六玉 ▲4七角 ▽2六玉 ▲3六金 ▽2七玉 ▲3七金
▽2八玉 ▲3八金 ▽2九玉 ▲2八金 ▽1九玉 ▲2九金まで

 7  6  5  4  3  2  1
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽歩│  │  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨    【詰め上がり図】
│  │  │  │▲角│  │  │▽歩┃六 
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   捨て駒全くなし!
│  │  │▲金│▲角│  │  │  ┃七
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   盤上の駒も
│  │  │  │  │  │  │  ┃八  2枚消えるのみ・・
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▽と│▽と│▲金│▽玉┃九
┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┷━━┛

 まぁ・・握り詰で「金ノコ」なんてやる人は多分いないと思いますけどね〜


移動作図法いかがでしたか? 逆算しながら駒を増やすのではなく、盤面を

平行移動しながら駒を減らしていくという面白い創作方法です。(^^)


   次回は握り詰の定番『馬鋸』(うまのこ)に挑戦してみましょう!

 

 最後は≪試作品≫ボツ作をどうぞ。使用駒:玉角角金金桂香歩歩歩歩です
 6  5  4  3  2  1
┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┯━━┓
│  │  │  │  │▽馬│▽玉┃一
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨   ≪詰将棋≫
│  │  │▽歩│  │  │  ┃二
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
│  │  │  │▲と│  │  ┃三
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ▲持ち駒:金 桂 香 歩
│  │▽歩│  │  │  │▽金┃四
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨  ←【15手詰】
│  │  │  │▲馬│  │  ┃五
┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
解答はここをスクロール↓

▲2三桂 ▽1二玉 ▲1一金 ▽同 馬 ▲同桂成 ▽同 玉 ▲1二歩 
▽2一玉  ▲4三角 ▽同 歩 ▲2三香 ▽3一玉 ▲5三馬 ▽4一玉
▲4二と(馬)まで 
  それじゃまたね〜♪(*^-^)ノ〜〜 

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