タルティーン司令部戦略課室長日誌

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2014年03月28日の記事

第2回「映画について語ろう会」

日、回「映画について語ろう会」に行って参りました。

 

第2回「映画について語ろう会」開催しました!
http://yukke1006.com/2014/03/02/movie_lover_sumit02/

 

上記URIアドレス先の、主催者である柏木雄介さんのブログ記事にもありますように、映画好きな方が集まり、それぞれが映画をテーマに語るというイベントで、主催者陣や私も含めて12人が集まりました。

 

私のプレゼン内容は「映画デビュー用作品について」
このテーマにした理由は、昨年に日本国内で公開上映された映画を私なりにランク付けしたところ、上位11位中作品が映画デビュー用ないし映画デビュー向けの作品になったからでした。

 

 

上位位は割とどこの評価でも見られるタイトルですが、位以降は他ではランクに入っていないどころか鑑賞すらされていないものが多く、自分の傾向があまりにも特異であることに気付かされた気がしました。
それはさておき、特に狙ったランキングという訳でもなかったのですが、その中に作も映画デビュー向け作品が名を連ねるというのは自分でも意外でした。別に子ども向け作品ばかり観ているつもりはないのですが…。(汗

 

 

実際、今回の参加者の皆さんも初めて知ったというタイトルばかりで、「ミッフィーって映画になっていたのか」とか「プラレールの映画なんてあったんだ」等の声がちらほら。
この分野への関心を呼び込めたのはプレゼンテーションを行った甲斐があったと思います。

 

以下、プレゼンでの様子を再現してみます。

 

 

  第6位に挙げた『The SALADS』、
  タイのCGアニメーションで短編作品群になります。
  セリフは一切なく、「ン?」とか「オオ」といった声だけによります。
  言葉がないため、国や地域に依存しない作りであるのは当然ですが、
  そうした意味をもたない声による感情表現が極めて巧みであり、
  声優陣の技術力の高さが感じ取れます。
  事実上の無声映画なので、観る側の年代にも依存せず、
  世代を越えて楽しめる点も高評価でした。

 

この作品には関心を持たれた方も多いようでしたが、時期を前後した頃に上映されたものの一部のエピソードが公式で動画がアップされた模様ですので、紹介しておきます。

 

The SALADS : หยุดนะนี่คือการปล้น Ep.05
http://www.youtube.com/watch?v=5QYwC_3zJbw

 

日本での上映ではOPと本編、EDのみの公開であり、00:3101:2905:2710:29の部分はありませんでした。
最近になってタイ本国でDVDソフトもリリースされたようなのですが、その収録時間を見るに、タイ現地では上記動画のように本編の前後に解説の入る構成だったのかもしれませんね。

 

ところで日本上映分には無かったエピソードで、こんなものもアップされているのですが…、

 

Let's go to the sea
http://www.youtube.com/watch?v=lvMq8clLFz0

 

…タイにも「水に関する夢→おねしょ」というイメージがあるのでしょうかね。少し気になりました。

 

 

  次に第7位に挙げました『劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし』
  ミッフィーの誕生から50年も経ちますが、
  これが初めての映画作品というのも意外です。
  内容は非常に教養的で、数や色の概念のほか、
  大人になるとはどういうことかといった道徳的要素まで盛り込まれています。
  しかし教育的要素が豊富な割りには展開はゆったりであり、
  このあたりの構成の良さが秀逸でした。
  物語にはどんでん返しもあるので親御さんも一緒に楽しめるのも良いです。

 

 

  続きまして10位の

  『れっしゃだいこうしん ザ★ムービー しんかんせんとたのしいでんしゃたち』
  鉄道DVD会社が制作する映画になります。
  観ている子が飽き始めるタイミングで、

  別の方向性を持つ変わった列車を紹介するなど、
  計算された構成になっており、子どもの好奇心を刺激する作りになっています。
  先ほども紹介しましたように鉄道DVDメーカが制作していることもあって、
  なかなかにレアな映像もあり、

  いわゆる鉄ちゃんのお父さんお母さんも無視できないものに

  なっているのも素晴らしいですし、
  かわいらしいデザインの鉄道を紹介することで、

  鉄道好きの女の子もフォローしている点も評価しました。

 

 

  さいごに

  『あらしのよるに ひみつのともだち シアターセレクション きずな編』
  もとはテレビ番組でして、

  その素材を再構成した前後編2作でなる作品ですが、
  再編集したとは思えない1本の完成された映画作品に

  なっていることも然ることながら、
  単に「ともだちはいいもの」「ともだちを大切に」という道徳論に留まらず、
  「そもそもともだちとは何か」という哲学的なテーマを

  描いていることに驚かされました。
  この問答は大人でもなかなか答えられないもので、
  「一緒にいたらともだちなのか」「楽しい相手ならばともだちなのか」

  それは違うんですね。
  このハイレベルな問題を、

  しかし小さな子どもにも理解できる流れを作り出しているのは
  素晴らしいなどという言葉では足りないくらいです。

 

 

  さて、私はこうした映画館デビュー用作品には絶対に欠かすことのできない
  大きな要素が2つあると考えています。

 

  これらの作品は言うまでもなく子ども向けのものなのですが、
  しかしいたずらに子ども扱いしないという態度が求められます。
  これが第1の条件です。

 

  しかしその一方で矛盾するようですが、同時に子どもを切り捨てない、
  置いてけぼりにしないという要素も求められます。
  これが2つめの条件です。

 

 

  まず、端的に、各作品の紹介でも述べましたように、
  いずれの作品も、子どもを連れて観に行ったとき、
  親も一緒に楽しめるものになっているんですね。
  それは即ち、子ども扱いをした作りにしていないということを
  表しています。

 

  ですが、そんのようなことではなくもっと重要なポイントがありまして、
  例えば『あらしのよるに』は大人でも答えに屈する哲学論にまで
  踏み込んだ内容を描いています。

 

  また、『れっしゃだいこうしん』は
  単に新幹線や特急車両を撮影してきて観せているのではなく、
  車両の型番や走行区間といった、

  いかにも鉄道マニア受けをする用語を織り交ぜているんですね。
  型番なんて子どもに言ってもわからんだろう、といった態度ではないのです。

 

  かと言って、難しい言葉や内容を羅列しているのではなく、
  それらを小さな子どもたちにも咀嚼できるように
  巧みな演出も盛り込まれているわけです。

 

  映画館デビュー用作品は子ども向け、幼児向けの作品ですので、
  過小評価される傾向にあるものだとは思いますが、
  しかし子ども向けだからこそ、

  むしろ丁寧な作りが求められるとも言えるわけで、
  そうした点も含めて、もっと関心が集まると良いなぁと、
  そんなふうに思う次第です。

 

なお、このプレゼン資料は、いわゆるプレゼンテーションソフトであるPowerPointで作りはしたのですが、PowerPointの再現性に信用を置いていない私は、これを動画形式にして持ち込み、使用しました。

 

「動画っていうことは、
 プレゼンで喋る早さと尺が合わないといけないよね

 

その通りです。
そのため、何度もリハーサルを重ね、尺を計算して動画を用意したのですが、この「動画を使ったプレゼン」が妙にウケまして、好評だったのは予想外でした。(^^;;

 

これに気を良くして、次の機会も動画でやろうかなぁ…などとも考えていたり…。

 

 

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