タルティーン司令部戦略課室長日誌

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2014年01月02日の記事

かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご

去る1214日、『かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご』を観てきました。

 

 

かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご
http://www.zorori-movie.jp/

 

『かいけつゾロリ』はタイトルこそ知っていましたが、観るのは今回が初めてであり、ほとんど予備知識無しに観ることとなりました。

 

物語は続き物の形態であるため、前作およびそれ以前の話を知っていると、その背景を理解した上でより楽しめるものとなってますが、簡単なあらすじは紹介されますし、エピソード自体は単体で完結するようになっいるため、本作だけでも一応成立するのでそれなりに楽しめました。

 

少し気になったのは、矢鱈とダジャレが目立つと感じたこと。『かいけつゾロリ』ってこういう話なんですね。
何だろう、『れっしゃだいこうしん』シリーズでもそうですが、児童向け作品ってダジャレを入れないとならないものなんでしょうか
そういえば劇場版の『名探偵コナン』もダジャレクイズがおやくそくだったなぁ…。(-_-;;

 

今作は主人公ゾロリやその子分のイシシノシシが、以前に助けたきょうりゅうママから、たまごの孵化にお呼ばれするところから物語は始まります。
きょうりゅうの島への道中、絶滅したと思われていたきょうりゅうが現代もなお生存していることを突き止めて調べているきょうりゅうちょうさ団の一行と遭遇。一方で、ひょんな事故からたまごが島外に流れてしまう。
そのような成行きによってゾロリ達はきょうりゅうちょうさ団からたまごを守り、きょうりゅうかぞく達のもとへと送り戻す旅をすることとなります。

 

 

以下、ネタバレを含みます。

 

 

正直に言うと、中盤くらいまではダレて観ていました。
もともとアニメ映画批評の同人誌のために観に行ったようなものでもあり、内容にはあまり期待をしていませんでした。

 

ですが、中盤を越えた辺りから、これが単なるダジャレのバカ話ではなく、かつ、単純な勧善懲悪モノでもない、それでいて他の作品には観られない奥の深みがあると感じるようになりました。

 

キャラクターの相関図は割と複雑で、これが物語を単純なものにすることを許していません。
途中、ゾロリ達はきょうりゅうちょうさ団のメンバーであるディナと出会い、たまごをめぐる攻防の末、ともに旅をすることになるわけですが、このディナというキャラクターがなかなかに興味深いです。
彼女はきょうりゅうちょうさ団の他のメンバーとともに調査の旅を続けていましたが、その過程で本隊からはぐれて行方不明となり、単身できょうりゅうの島を探し当てました。
そんな彼女の正体は良家のお嬢様。幼い頃からきょうりゅうの話に夢を馳せ、半ば家を飛び出すようなかたちでちょうさ団に加わった経緯を持ちます。
ゾロリは水浴びをするディナの姿を目撃し、その正体を知るとともに一目惚れ。
かくして物語にはラブストーリーの要素も加味されていくのですが、ゾロリ達にしてみれば「きょうりゅうちょうさ団=きょうりゅう達の暮らしを脅かす存在」であり、ここに彼の葛藤が生じます。

 

さらに紆余曲折あって流れ着いた島では痩せ細ったゴリラの家族と出会い、ここでもたまごをめぐる攻防が勃発。
その島は火山の噴火によって環境が激変し、食料に乏しく、きょうりゅうの巨大なたまごは久しく得たご馳走。ゾロリ達の懸命な交渉も虚しく、ゴリラの母親たまごを茹でようとしますが、ここでまた事件が発生。ゴリラの子どもが釜に落水しそうになり、ゾロリイシシノシシ達による救出劇が展開され、ようやくゴリラの母親の信用を得られます。

 

物語全体がひじょうに子ども向けとして描かれているので見えづらいのですが、その根幹にあるメッセージ性は意外と高く、かつ複雑なものであると言えます。

 

 

ところで、ゾロリの性格から言えば、きょうりゅうの島で平和に暮らすことを由とはしないだろうということには納得できるのですが、ゾロリディナに覚えた想いと、ディナゾロリに対して抱いた想いを考えれば、ここで結ばれてハッピーエンド、というのもアリだったかもしれません。

もっとも、それでは完全にシリーズが完結してしまうのでしょうが。

 

 

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