タルティーン司令部戦略課室長日誌

ここだけで読める、戦略課の秘話その他。

2013年01月31日の記事

Puppy Linuxで無線LANが設定できない…

 

先日、次のようなブログを書きました。

 

最近のエプソンPCから、徒然思うままに。
http://blog.hangame.co.jp/agc_tailltea/article/40245752/

 

で、ただ書きっぱなしというのも難ですので、ROM化したOSメモリ上に展開して動かすというものに実際に触れてみようと、これを機会にPuppy Linuxを使ってみました。

 

Puppy Linux 日本語版
http://openlab.jp/puppylinux/

 

「これは何?

 

LinuxというOSがあります。
ひとことにLinuxと言っても、その種類はひじょうに多く、それらをディストリビューションと呼びます。
このブログでもしばしば登場するKNOPPIXLinuxディストリビューションのひとつです。

 

KNOPPIXCD-ROMないしDVD-ROM枚で起動するLinuxです。
ごくごく乱暴に言ってしまうと、ディスク枚で何でもできることを目指しているOSと言えます。
基本的にHDDを使いませんからシステムが物理的に壊れるという概念がありません。システムクラッシュしても再起動すれば何事も無かったかのように動きます。もちろんHDDが滅茶滅茶に破損していようが、そもそもPC本体に内臓されていなかろうが、お構いなしに動くものです。

 

Puppy Linuxも基本的には似たようなものです。KNOPPIXよりも容量は小さく、小型のCDにも収まる程度でしかありません。
そしてKNOPPIXの大きな違いは、メモリに展開して動くということです。

 

「どういうこと?

 

KNOPPIXの場合、システム本体はCDないしDVDに収められています。つまりKNOPPIXを動かしている以上はそのディスクを抜くことができません
しかしメモリ上に展開して動かすPuppy Linuxは、システム起動後はディスクを抜いても構いません

 

メモリ上に展開して動くということは、ディスクアクセスを原則として必要としないという意味になります。
Windowsを使っているとしばしばHDDが回ると思いますが、そういうことがありません。ですから静かですし高速です。
起動した以降はシークエラーなどというものとも基本的には無縁となります。
過去のDOS時代を御存知の方には、RAMディスクの要領と言えば判りやすいかもしれませんね。

 

KNOPPIXとは設計・構築にあたっての思想が異なるため、機能的にはどうしても劣る部分はあります。
しかしそれでも高速で静音であることやドライブが使えることといったメリットは大きいでしょうね。

 

ですが。

 

結構詰まっています…。
無線LANの設定ができないんですよね……。

 

なお、今回使っているヴァージョンはLupu-5.2.8日本語版です。

 

 

 

この[インターネット接続ウィザード]を使い、[接続先][Internet by wired or wireless LAN]のボタンを押します。

 

 

やぁ,ネットワークの設定は簡単じゃないけど,頑張っていこう!」、これ自体はじつのところ今やLinuxだろうとWindowsだろうと大して違わない程度のものになっているので、言うほど難しいものでもないのですが、しかしどうしてどうして。

 

上記のダイアログを見る限り、ハードウェア自体は認識しています。
ここでは無線LANで接続をするため、[wlan0]ボタンを押します。

 

 

スキャンすると近隣のアクセスポイントが確認できるため、この件についても問題はありません。
ちなみに私の家のモデムはこの場合、上から番目になります。

 

 

色々とセキュア的に問題も指摘されているWEPですが、諸般の事情で未だに使っています。

 

で。

 

このWEPPuppy Linuxにとって鬼門なのです。

 

「WEPって何?

 

無線LAN通信を行う場合、その通信内容が傍受されたり不正に介入されることを防ぐため、暗号化を行うことがあります。
この暗号化の方法には幾つかあって、そのひとつがWEPと呼ばれるものです。

 

[キー]にはWEPキーと呼ばれる、いわゆる暗号化のための鍵を入力します。
ですが…、

 

 

…「'ワイヤレスネットワークに接続できません'」と言われてしまいます。

 

ネットで色々調べてみると、どうにもPuppy LinuxでのWEP接続は不具合があるらしく、うまく行かないようなのです。
ただ、その半面で接続できるという情報もあるので、いまいち原因が判りません。

 

ちなみにネットで検索を掛けてみるとキーの前に「s:」を入力する必要がある、という情報も見掛けますが、これはWEPキー文字列である場合の話です。また、「"」で括るという話もありますが、こちらも文字列の場合です。
私の家ではWEPキー16進数を使っているので関係ありません。「s:」を入れても何も改善しませんし、「"」を入力すると二度と設定ができなくなるというドエライ罠が発生します。

 

「罠?

 

バグなのか仕様なのか…、恐らくはこの設定ウィザードのプログラムソースやその変数代入に「"」が使われているか何かしていて、変数内に「"」が入り込むことで内部エラーを起こしているのだろうと思います。

 

「シオンさんのPCのネットワークカードが
 Puppy Linuxと対応していないという可能性は?

 

それは無いです。
というのも、先程のスキャンで上から番目に暗号化されていないネットワークが確認されますよね。そこで、ちょっとこのネットワークを失敬してみたところ、あっさり繋がりました。

 

 

ちゃんとウェブにも繋がります。
ちなみに標準のブラウザはMidori。これを使うのは初めてだなぁ。

 

「もう、このまま、
 そのネットワークを借り続けるで良くない?

 

とんでもありませんっ!!

 

他人様のネットワークを無断で使うというのも然ることながら、暗号化されていないネッワークを使い続けるほど私は不用心ではありません!

 

「ネットワークに繋ぐならば
 KNOPPIXでうまく行っているんでしょ?

 

ええ、あちらのネットワーク設定はv.7系になって以降、ある意味ではWindows以上にラクになりました。
しかし、KNOPPIXにはドライブを使うという点で色々と問題も抱えている部分があるのも事実です。

 

CDDVDドライブというものは、HDDに比べてシークエラーが起きやすいのです。
HDDはアクセス要求が入れば(今の時代のものであれば)すぐに回転が始まります。しかしCDDVDはアクセスを要求しても、即時に読み込むことは出来ない構造なんですね。
このため、タイミングが合わないとシークエラーとして扱われ、KNOPPIXの場合ではシステムフリーズに陥ることもあるのです。
問題となる相手がディスクドライブであるため、ドライバやらデーモンやらの関わる部分なので、改善はかなり難しいと思われます。

 

Puppy Linuxはその全体をメモリ上にコピーしてから動くため、ドライブへのアクセスは、ユーザが自ら行おうとする場面くらいでしか起きません。故に、KNOPPIXのようなフリーズは基本的に起きえません。
かなり軽快なので、使えるところまで持っていきたいなぁと考えているのです。

 

まぁ、あとは、何より起動後はドライブが使えるというのも良いですよね。
ドライブがつしか無くても、ちゃんとDVDだって観ることができますし

 

 

「ちょっ!!
 よりによって何だってそんなDVDを…っっ!!

 

 

 

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