黒森技研棋話。

シックでメロウな日々の中で囲碁を打ったり打たなかったり。

2018年08月11日の記事

「幻庵」読了。

図書館への返却期限が8月12日までだったのですが何とか上下巻を読み終わりました。

囲碁が分からないと面白さが激減するんだろうなあと桃割れまして、対局中の技術的な表現とかさっぱり分からないだろうなあとも思うのですよね。

それでまあエピローグにその後の井上家の変遷が語られていまして、日本棋院に合流することなく戦後まで細々と続いていたのですが第16代恵下田仙次郎死去に伴い第17代家元を津田義孝が継承しようとしたところ先代未亡人が異議を唱えて裁判沙汰になります。
先代家元未亡人が後継者を指名する慣習が囲碁の家元にあるかどうかが争点になったそうですが、未亡人側の主張は大筋で退けられまして津田側の勝利となりました。
そういう慣習があるなら本因坊秀哉は生まれず雁金準一が本因坊を継承していたでしょうし極めて妥当な判断ですよねえ。
晴れて津田義孝が第17代井上因碩襲名となりましたが、日本棋院サイト内の歴代家元一覧に津田因碩の名は載っていません。
下手に記載すると利害関係のある人から異論が出て面倒なので21世紀の今でも触りたくない事柄なのですかね。


津田義孝も昭和58年に死去して家元としての井上家は断絶したことになっています。

ここで本での記述から離れた話になりますが「ネットの噂」としてはその後も家元の名籍は継承され続けているけれども、もう囲碁のことは全く分からない人が継承しているということで、技芸とは関係なく維持されているだけの状態という話です。

まあ都市伝説レベルの話なので井村屋の肉まんは〇肉だとかマクドのハンバーガーは×××だとかそういう類の話であると理解した上で楽しむのが良いと思われますかね。

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