黒森技研棋話。

シックでメロウな日々の中で囲碁を打ったり打たなかったり。

2018年04月の記事

俺と詰碁 その114

日本棋院刊藤沢秀行名誉棋聖著「秀行創作詰碁傑作集より

初級編、白番で生きる問題。

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左が5分で7〜10級、右が5分で10級との秀行さんによる見立てです

そして上級編、黒番で内側から直接攻めて討ち取って下さい。


http://gokifu.net/t2.php?s=421525052644686

当然分からなくて降参したわけですが、解答を見てなるほどそのようにして例の筋に導くのかと納得します。

隣の区の図書館で見つけて借りて帰ってきました。
詰碁の神様の二つ名を持つ前田陳爾九段に「藤沢君の詰碁は發陽論風だね」と評されたことがあるけど秀行さん自身もそう思う、と前書きにありまして何とも物騒な前書きですw
なるほど高段の部の詰碁は20分で解ければプロ級とかアマ最高クラスプロの高段者でも数時間かかるなどと書かれています。
まあ私には用が無い領域の問題なので私は本の前の方にある比較的簡単な問題をたくさん解くことにしましょうw

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世界三位。

黄門様が印籠を出しても屈しないのは一条三位ですが


http://www.nicovideo.jp/watch/sm10095

LeelaZeroさんは先日中国で行われた贝瑞基因杯という囲碁AIの国際棋戦で三位に入賞したそうです。
そう、世界三位です。



優勝が絶芸で準優勝がPhoenixGo(BensonDarr)、三位がLeelaZero、四位がTSGo、五位がDolBaramBADUKi、第七位がHEROZKishin、第八位がGoloisという結果だったそうで。

テンセントが開発している囲碁AIでAlphaGoMasterに相当するのが絶芸AlphaGoZeroに相当するのがPhoenixGo(BensonDarr)とのことなんですが、今のところPhoenixGoはまだ発展途上で絶芸を追い抜くに至っていないという解釈で良いのでしょうかね。

そして日本から参加したHEROZKishinはAI竜星戦に続いて厳しい洗礼を受けてしまったようですね。
囲碁ウォーズの十三路対局でお助けAIとして使われていますが、大して強くないとの意見が多く評判が良くないのですよね。

それでLeelaZeroに話を戻すんですが、アメリカのプロ棋士であるAndyLiu初段に二子置かせて粉砕したかと思えば、Goratingsでは世界ランク11位の中国の范廷ト九段と野狐で超ハイスペックPCで走らせて対局しましたらば勝ってしまったそうで、快進撃が止まりません。


https://www.youtube.com/watch?v=QZY2erUtJ_0#t=0c

もう並みのプロに勝ったのではサプライズではないという風潮になりつつありまして、世界のトッププロと持ち時間の長い対局を実現させるためにクラウドファンディングでもやろうかなどと盛り上がっているところだったりします。

大体の話のネタ元

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俺と詰碁 その113

今さら定期預金が見つかって相続する遺産が増える。
手間も増える。
やっと手続き地獄から解放されたと思ってたんですがねえ。

誠文堂新光社刊村島誼紀九段著「コウ辞典」より

出典元の書名が大きなヒントになりつつも黒番無条件で死にです。



たしか有楽町囲碁センターの一般対局場で点数対局をしていた時にこの種の形が出来て相手の死にだったんですが、三段格の点数なので分かっていないはずは無いのに諦めきれない、というよりはむしろこっちが間違えて変になることを期待して打ち続けて来るみたいで、間違えるわけねえだろということでノータイムで打ち返して、そんな遣り取りを20回くらい繰り返した末にようやくこちらが間違えるという淡い期待が打ち砕かれたようでした。

普通にコウで負けるよりショックとか悔しさは多い目かもしれませんね。

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囲碁用語雑感。

去年Twitterで流行った「#全部同じじゃないですかクソコラグランプリ」シリーズに囲碁ネタでこんなのがありまして、これは秀逸なネタだなと思ったのもんでした。



今目を通している「素子の碁 サルスベリが止まらない」でも筆者の新井素子さんが入門時に同様のお悩みを抱えていたことが書かれていまして、囲碁入門者のあるあるネタであるなということですね。
そもそもの上記画像の元ネタが週刊碁連載時のこれなのかもしれませんけども。

ニコニコで棋戦の中継を見ていると「用語が分からないので解説の内容が分からない」というコメントを時折見かけますが、私が囲碁を覚えたてのガキだった頃は打つのが楽しくて用語の意味がどうだとか細かいことなんかまったく気になかった記憶があります。

そんな私でもまあいろいろと棋書に目を通していくうちに段階的に用語を覚えていくワケですが、図と一緒に示されると何となく分かるものがありますよね。



私はこの図と一緒に示されていなかったら「マグサ場」というのは理解出来ないか何か勘違いしていたと思います。
あと「厚い」っていろいろ意味があり過ぎて混乱してた時期もありましたかね。
カドとかアゴとかコビンとかややこしいんだよとか、マガリツケなんて最近は言わずに単にマガリって言いますよねとかろいろあって沼が深いので、ニコニコで観戦する人は用語についてはあまり気にせずおおらかに考えるのが良いと思います。

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白◇が「マガリツケ」なんだそうですが最近は単に「マガリ」って言いますよね。

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コスミのカドに打つのがアゴ(コビン)に打つとも言うらしく、アゴはひょっとしたらどこかの本で見たことがあるかもしれませんがコビンは全く聞いたこと無いですね。
私は全部カドって呼びますけども。

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スマホ不正疑惑。

中国のアマチュア囲碁全国大会でLeelaZeroを使用していると対局相手に疑念を持たれるケースが続出してカオスな状態に陥ったとのことです。
これを受けて大会運営は今後は衣服のポケットにスマホを入れての対局は禁止すると通達しました。
一度目は警告、それに従わない場合は失格とするとのことです。


こういうのがアカンということですね。

プロについては対局前にスマホを預けることに日本よりも先に何年も前からなっているのですが、アマでは全く野放しになっていたところにLeelaZeroが登場して・・・スマホでは動作しませんが遠隔操作でもやってたのかそれとも外部協力者と連絡を取っていたのか。
あと不自然な離席を繰り返すとかもセットだったのですかね。

というかそもそもカンニングの現場を押さえたということではないので、LeelaZeroとの一致率が98%のケースもあったらしいのですが、どこかのりゅうおうさまと同様に疑念の枠を出ないので大会運営側としても罰しようが無い話です。
まあ連盟は・・・ゲフンゲフン

それでも不正だカンニングだと対局者からの訴えが無視できない件数に上ったからなのか大会運営として規約の追加で不正の発生しにくい環境での対局にしようとしたみたいです。
急場の間に合わせ感が拭えませんけどね。

分野を問わず心が弱かったり倫理観が欠落していたりする人というのは一定の割合で必ず存在しますので、運営が本腰を入れて不正防止に取り組んで疑念が生まれる余地を最小限にとどめないと、ガチの不正や疑心暗鬼案件などが続出して大会運営支障を来すおそれが十分にあると思われます。


こんな感じで頻繁に離席して後で検証してみたらLeelaZeroとの一致率が半端なく高かったりしたのでしょうかね。

中国のアマ棋戦は下手なプロ棋戦よりも賞金が高額なので不正するにしても不正を疑うにしても必死さのレベルが違うのでしょうね。
日本のアマ棋戦ではそういったデカい賞金棋戦はありませんが、プロに倣ってアマもスマホ預かりなどをやっておいた方が良い時代が早暁やってくるのではないかと。

ネタ元はこちら
中国の有名アマ強豪が大会を振り返って何かソフト打ちくせえのがいっぱいいたよねと語っている記事。

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