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相振り飛車の研究29

相三間飛車 阿部四段の新構想

 

久しぶりのブログ更新となります。実は、ハンゲのブログは、カテゴリが分りづらいの

FCブログの方へ移転しています。まだ途中ですが、新しい記事もありますので、

よろしければご覧ください。

 

素敵三間飛車 http://sutekisangen1.blog76.fc2.com/

素敵三間飛車(棋譜編) http://sutekisangen.blog33.fc2.com/

 

ブログ名の素敵三間飛車は、以前杉本七段が将棋世界で連載していた「素敵四間飛車」

が気に入っていたのでお借りしました。

 

さて、

 

阿部−里見戦(銀河戦2010.9は、▲7五歩 △3五歩の相三間飛車になりました。

 

第1図は、高美濃を含みに▲4六歩と突いたところで、よくある指し方です。

これに対して、後手も△6四歩と突くのが普通なのですが、相三間で同型に進むと

後手が不利になりやすいのです

 

ここで阿部四段が面白い手を指しました。

 

8八角成りと角交換したのです。(第2図)

 

 

 

 

同銀 △2二銀 ▲4八玉 △8二銀 (第3図)

 

と進みましたが、阿部四段の構想がここではっきりしました。

 

先手は4六歩を守るために▲4七金と上がるしかありませんが、後手は金無双の

構えです。金無双の低い陣形は角を打ち込まれる隙がないのに比べて、先手陣

は角の打ち込みに気を使わなければならない形になってしまうのです。

 

相振りの金無双は数が少なくなってきていますが、

 

渡辺竜王が、

「相三間の高美濃は危険すぎる・・・自分なら金無双にしてから考える・・・」

 

と発言している(将棋世界2010年5月号)ように、金無双は見直される必要があ

るのかもしれません。

 

少し進んで第4図となりました。

 

 

ここで後手は△2四飛と浮きました。

 

ここで角を交換してない形なら、久保−森内戦(第5図2004.9のように、

 3六歩から金で飛車を攻撃する手が気になりますが、角交換してあれば

この筋もなくなります。

 

 

 

 

第4図から第6図になりました。

 

▲5六角と自陣に角を据えたところです。

 

後手が何もしなければ、

▲7四歩からの十字飛車がありますが、後手は当然△2五銀と指しました。

 

 

 

 

 

以下、▲6六歩に、△7四歩(第7図)が強い手です。

 

同飛は、△同飛 ▲同角に△7八飛で後手の勝ち、

▲同角には、△8六角と打たれて先手が苦しいので、▲7八飛と引きましたが、

 

▲7八飛    △7三銀    ▲8七銀    △3六歩

▲同 歩    △6九角(第8図)

 

と△3六歩の交換の後、急所に角を打ち込まれ、筋に入った攻めを見せられて

大勢が決したようです。以下、阿部四段が押し切りました。

 

 

開始日時:2010/09/16
表題:相三間飛車
棋戦:銀河戦
戦型:三間飛車
先手:里見香奈
後手:阿部健治郎

▲7六歩    △3四歩    ▲7五歩    △3五歩    ▲7八飛    △3二飛
▲5八金左  △5二金左  ▲4八玉    △6二玉    ▲4六歩    △8八角成
▲同 銀    △2二銀    ▲4七金    △8二銀    ▲3八玉    △3三銀
▲2八玉    △2二飛    ▲3八銀    △2四歩    ▲7四歩    △同 歩
▲同 飛    △2五歩    ▲5六歩    △7三歩    ▲7六飛    △2六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲2七歩    △2四飛    ▲8六歩    △7二玉
▲8五歩    △6二金直  ▲9六歩    △1四歩    ▲9五歩    △1五歩
▲7五飛    △3四銀    ▲5五歩    △3三桂    ▲5六角    △2五銀
▲6六歩    △7四歩    ▲7八飛    △7三銀    ▲8七銀    △3六歩
▲同 歩    △6九角    ▲7七飛    △3六銀    ▲7八銀    △4七角成
▲同 角    △同銀成    ▲同 銀    △8八角    ▲3四歩    △同 飛
▲5六角    △3五飛    ▲2三角成  △3六歩    ▲2六銀    △2五桂
▲3八銀    △7七角成  ▲3五銀    △7八馬    ▲同 馬    △4七飛
▲1八玉    △4九飛成
まで80手で後手の勝ち
 

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相振り飛車の研究28

先手三間飛車対後手5三銀型三間飛車(4)

 

 

 

先手7九銀型

 

後手の5三銀型三間飛車に対して、先手が7九銀のままで待機し、積極的に動く指し方を紹介

 

します。

 

石田流対棒金でこの形がよく見られますが、角に銀で紐をつけ、▲6五歩から捌くのが狙い筋

 

なります。


今回は、後手が△6四歩と突いてくる前に、▲6五歩と突き、急戦の乱戦になった実戦譜をご覧く

 

ださい。

 

 

第1図は、六段の方同士の対局からです。

 

お互いに2八、8二に空きがある形ですが、▲6五歩と突きました。 (第2図)

 

 

 

                     第1図                           第2図

 

 

 

第2図から△5五歩や△4四歩で角交換を避けるのは、▲2六飛と回る手が気になります。

 

角交換から、△3六歩と突き捨ててから、△5五角(第3図)と銀香取りに打つのが筋でしょう。

 


第3図から▲7七角は当然の一手です。 角を成り合った第4図は、どちらがいいでしょうか?

 


先手は、この局面に自信がなければ、第2図で▲6五歩と突きません。


 

 


 

            第3図                           第4図

 

 

 

第4図から、△3三桂も妥当なところです。

 

 

続いて31手目▲3七桂(第5図)は、緩手かもしれません。▲2一馬が優ると思います。


しかしまだまだ難しい将棋でしょう。

 

 

 

 

 

            第5図                           第6図

 

 

 

後手は、▲7四桂と急所に桂馬を打たれましたが、△3五香(第7図)が厳しいです。

 


52手目 △2四飛(第8図) と回り、後手優勢でしょう。

 

 

 

 

            第7図                           第8図

 

 

 

 

 

 

 

もう一局、stablyさんと七段の方の対局からです。

 

 

第1図と似ていますが、▲3九玉 △7一玉と2手進んだ局面です。(第9図)

 

やはり、ここから▲6五歩(第10図)と突きました。

 

 

 

 

           第9図                           第10図

 

 

 

 

同じ手順で第12図になりました。

 

 

3九玉の形は、第4図と比べて1九馬に近いのですが、どうなるでしょうか?

 


 

           第11図                          第12図

 

 

 

 

今度は、△3三桂に▲2一馬(13図)と飛車取りにいきました。


△4二飛    ▲3七銀    △4五桂  ▲2八銀    △1八馬   
▲4六歩 (第14図)

 

 

3九玉型なので、▲3七銀〜▲2八銀と馬を封じ込みにいく手がありました。


▲4六歩と桂取りが落ち着いた手です。

 

 

 

            第13図                          第14図

 

 

 

以下、後手は△3七歩から食らいついていきましたが、第16図となっては受けきられた形です。

 


歩切れの後手は、▲7五香が厳しいです。

 

 


第2図、第10図の▲6五歩は十分成立します。


しかしながら、第4図や第12図の形勢は難解だと思います。


 

 

 

           第15図                           第16図

 

 

 

 

参考棋譜

 

 

開始日時:2009/12/11 1:58:22
棋戦:レーティング対局室(早指し)
戦型:相振三間対5三銀型
先手:六段の方
後手:六段の方

▲7六歩    △3四歩    ▲7五歩    △5四歩    ▲6六歩    △4二銀
▲7八飛    △5三銀    ▲4八玉    △3二飛    ▲3八銀    △7二銀
▲5八金左  △3五歩    ▲7四歩    △同 歩    ▲同 飛    △5二金左
▲7六飛    △6二玉    ▲6五歩    △8八角成  ▲同 銀    △3六歩
▲同 歩    △5五角    ▲7七角    △1九角成  ▲1一角成  △3三桂
▲3七桂    △2八馬    ▲3五歩    △4四銀    ▲3四歩    △4五桂
▲同 桂    △3四飛    ▲7四桂    △5一玉    ▲3七歩    △3五香
▲5九玉    △3七香成  ▲同 銀    △同 馬    ▲4八金直  △5五馬
▲3六香    △3五歩    ▲3三桂成  △2四飛    ▲3二成桂  △7三歩
▲8二桂成  △2七飛成  ▲3五香    △2九龍    ▲4九香    △8八馬
▲3三香成  △3一歩    ▲4二成桂  △同 金    ▲同成香    △同 玉
▲7二成桂  △同 金
まで68手で後手の勝ち

 

 

 

開始日時:2009/10/05 20:58:37
棋戦:レーティング対局室(早指し)
戦型:相振三間対5三銀型
先手:stably
後手:七段の方

▲7六歩    △3四歩    ▲6六歩    △5四歩    ▲7八飛    △4二銀
▲7五歩    △5三銀    ▲3八銀    △3二飛    ▲5八金左  △3五歩
▲4八玉    △6二玉    ▲3九玉    △7二銀    ▲7四歩    △同 歩
▲同 飛    △5二金左  ▲7六飛    △7一玉    ▲6五歩    △8八角成
▲同 銀    △3六歩    ▲同 歩    △5五角    ▲7七角    △1九角成
▲1一角成  △3三桂    ▲2一馬    △4二飛    ▲3七銀    △4五桂
▲2八銀    △1八馬    ▲4六歩    △3七歩    ▲4五歩    △3八香
▲同 金    △同歩成    ▲同 玉    △1九金    ▲同 銀    △同 馬
▲7五香    △5五馬    ▲7七桂    △6六銀    ▲5六金    △7七銀成
▲同 銀    △8四桂    ▲6六飛    △同 馬    ▲同 金    △7九飛
▲8八銀打
まで61手で先手の勝ち

 

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三間飛車の研究40

 

飯島流対策4

 

 

 

今回は、基本図から▲7五歩(第1図)と指して、石田流に組む指し方を紹介します。


▲7五歩と後手の角道を遮断すれば、△8六歩からの急戦はなくなります。

 

先手の石田流に対して、後手は△6四歩から△6三銀(第2図)と指し、角頭と7四の地点を

 

守ってくることが多いです。

 

 

 

            第1図                           第2図

 

 

 

 

飯島流の常套手段である△5一銀〜△4二銀〜△3一銀から穴熊を目指すのは、第3図のよう

 

に指せば、▲6五銀から▲7四歩や角頭を狙って指せば先手が指しやすくなると思います。

 

 


お互いに美濃囲いに囲えば、第4図のような局面が想定されます。


先手は、後手の急戦を封じて石田流に組め、とりあえず満足でしょうか。

 

しかし、6六銀型の石田流は、銀を使いにくそうです。後手からも、先手の6六銀型石田流を攻め

 

る手段は、なかなかありません。


こうなれば持久戦になることが多いです。

 

 

 

            第3図                           第4図

 

 

 

 

それでは、第4図以降の戦いを実戦から見てみましょう。

 

第5図は、私と達人の方の対局からです。


4四の銀は使い難いので、王を堅める狙いで△5三銀と引いたところです。


ここで先手は、▲3六歩と指してきました。
 


△4四銀    ▲6八角    △5三角  ▲3七桂    (第6図)

 

 


 

 

            第5図                           第6図

 

 

 

引いた銀を戻しました。

 


第6図から、 △3六歩    ▲同 銀に、手筋の△3八歩と垂らしました。

 

以下、


▲4五歩    △同 銀  ▲3五歩    △3六銀    ▲同 飛    △4四飛   

▲3四歩    △4七飛成 (第8図)

 

 

と、飛車が成り、後手優勢でしょう。


しかし、寄せ合いで緩い手を指し、この将棋は負けてしまいました。

 

 

 

 

            第7図                           第8図

 

 

 

戻りまして、第6図では、


△3五銀    ▲同 銀    △同 角 (第9図)


と指した方がわかりやすかったと思います。

 

 

 

            第9図

 

 

 

 

 

 

次にstablyさんと七段の方の対局からです。

 

 


互いに銀冠に囲いあい、後手は△1二香と穴熊を目指してきました。(第10図)


先手も、6六の銀を3七まで移動させて堅めます。(第11図)

 

           第10図                           第11図

 

 

 

6六銀がいなくなったので、後手は△4二角〜△6五歩〜△6四銀と動いてきました。


先手は、▲4八角から、▲7四歩。(第12図)


△同歩と取れば、▲同飛 △7三歩 ▲8四飛があり、機敏な手でした。

 

 


△8三飛  ▲7三歩成  △同 桂    ▲7四飛    △8六歩    ▲同 歩   
△同 飛  ▲6五桂    △同 桂    ▲7一飛成 (第13図)

 

 

必死の攻防が続きましたが、桂を犠牲にして飛車が成れました。


第12図以下は、棋譜を載せましたのでそちらをご覧ください。

 


 

           第12図                          第13図

 

 

 

 

 

 

 

参考棋譜

 

開始日時:2009/03/11 23:04:05
棋戦:レーティング対局室(早指し)
戦型:三間対飯島流
先手:stably
後手:七段の方

▲7六歩    △8四歩    ▲7八飛    △8五歩    ▲7七角    △6二銀
▲6八銀    △5四歩    ▲4八玉    △3二銀    ▲3八玉    △3一角
▲5六歩    △5三角    ▲5七銀    △4二玉    ▲6六銀    △3一玉
▲7五歩    △2二玉    ▲6八角    △6四歩    ▲7六飛    △6三銀
▲7七桂    △5二金右  ▲5八金左  △4四歩    ▲2八玉    △3四歩
▲3八銀    △4三金    ▲4六歩    △1四歩    ▲1六歩    △9四歩
▲3六歩    △2四歩    ▲2六歩    △2三銀    ▲2七銀    △3二金
▲3八金    △9五歩    ▲4七金左  △4二角    ▲5九角    △3三角
▲9八香    △1二香    ▲5七銀    △1一玉    ▲4八銀    △4二角
▲3七銀    △6五歩    ▲4八角    △6四銀    ▲7四歩    △8三飛
▲7三歩成  △同 桂    ▲7四飛    △8六歩    ▲同 歩    △同 飛
▲6五桂    △同 桂    ▲7一飛成  △8八飛成  ▲4五歩    △5五歩
▲9一龍    △9八龍    ▲4四歩    △同 金    ▲4五歩    △5四金
▲4一龍    △3一金    ▲6一龍    △5一香    ▲4四香    △5三銀
▲4二香成  △同 銀    ▲8四角    △5三香

※88手目までしか記録なし

 

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三間飛車の研究39


飯島流対策3

 

 

19手目▲5五歩の変化

 

 

基本図より、▲5五歩(第1図)と攻める手はどうでしょうか。

 


後手は、@△8四飛 A△同歩 B△2二玉などが考えられます。

 

 

@の△8四飛は、▲5八飛(第2図)で、先手が指しやすいでしょう。 

 

 

            第1図                           第2図

 

 

 

 

Aの△同歩は、▲同銀 △2二玉 ▲5四歩(第3図)に、△3一角(△4二角)や 強く△8六歩

 

攻める手が考えられます。

 


T △3一角 ▲8八飛 (第4図)


  先手が調子よさそうですが、▲5四歩が伸びすぎにならないようにまとめられるかが問題です。

 

 

 

            第3図                           第4図

 

 

 

U △8六歩 ▲同歩 △同角 ▲8八飛 △7七角成り ▲8二飛成り △5五馬 (第5図)


  これは後手が良さそうです。

 


V △8六歩 ▲同歩 △同角 ▲6六角 △9五角 ▲8八歩 △8七歩 (第6図)


  これも後手が指せそうです。

 

 


 

B△2二玉は、 ▲5四歩 △3一角 ▲8八飛 (第4図と同じ) 

 

  

 

第1図から▲5五歩と攻めるのは、AのU・Vのように進むと後手がいいのではないかと思います。


 

 

            第5図                           第6図

 

 

 

 

 

△6四歩と突いてきた時に▲5五歩

 

 

▲7五歩と角道を止めた後で、△6四歩と突いてくることがあります。 ▲6五銀を警戒する


とともに、△6三銀形にする為です。

 

 

この瞬間にも、▲5五歩と攻める手があります。(第7図)

 

 

 

stablyさんHAHAHAHAHAさん対局で、この局面になりましたので、紹介したいと思います。


▲5五歩に△同歩は、▲同銀 △6三銀 ▲5四歩 △4二角(変化図1)

 

 

で、次に▲5八飛は、△6五歩があり、かなり難解です。 しかし、変化図1から▲6六歩で、

 

じっくり指せば先手が指しやすいのではと思います。

 

 

            第7図                           変化図1

 

 

 

実戦では、▲5五歩に手筋の△6五歩と突いてきました。

 

▲同 銀    △7五角  ▲6八角    △4二角    ▲5四歩(第8図)

 

△7五角には、▲6八角がぴったりです。

 


△8六歩    ▲同 歩    △2二玉  ▲8八飛    △6三銀    ▲3五角(第9図)

 

△8六歩と突き捨ててから、△2二玉と指しましたが、△8五歩で十字飛車を狙う手もあったの


ではと思います。 ▲3五角と出た局面は先手好調でしょう。

 


 

 

            第8図                           第9図

 

 

 

参考棋譜

 

開始日時:2009/09/24 23:11:00
棋戦:レーティング対局室(早指し)
戦型:三間対飯島流
先手:stably
後手:HAHAHAHAHA

▲7六歩    △8四歩    ▲7八飛    △8五歩    ▲7七角    △6二銀
▲6八銀    △5四歩    ▲4八玉    △3二銀    ▲3八玉    △3一角
▲5六歩    △5三角    ▲5七銀    △4二玉    ▲6六銀    △3一玉
▲7五歩    △6四歩    ▲5五歩    △6五歩    ▲同 銀    △7五角
▲6八角    △4二角    ▲5四歩    △8六歩    ▲同 歩    △2二玉
▲8八飛    △6三銀    ▲3五角    △5二金左  ▲5八飛    △4四歩
▲同 角    △7五角    ▲5六飛    △4三金    ▲5三角成  △同 金
▲同歩成    △5五歩    ▲同 飛    △4四角    ▲5六飛    △5三角右
▲4五金    △5二銀    ▲5四銀    △7一角    ▲7二歩    △同 飛
▲4四金    △同 角    ▲5三歩    △4一銀右  ▲6三銀成  △8二飛
▲7二歩    △5一歩    ▲7七角    △同角成    ▲同 桂    △7四角
▲6六飛    △4六歩    ▲6五角    △4七歩成  ▲同 玉    △5五金
▲7四角    △同 歩    ▲3八玉    △6六金    ▲同 歩    △8六飛
▲7一歩成  △6六飛    ▲5九金左  △6三飛    ▲6一と    △同 飛
▲4二歩    △7八飛    ▲5八金打  △4二銀    ▲5二金    △同 歩
▲同歩成    △5七歩    ▲4二と    △5八歩成  ▲3二と    △同 玉
▲8七角    △6五角    ▲同 桂    △4九と    ▲7八角    △3九と
▲同 玉    △4七銀    ▲4三銀    △同 玉    ▲5三飛    △4二玉
▲4三銀
まで109手で先手の勝ち

 

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三間飛車の研究38

 

飯島流対策 2

 

 

 

振り飛車党には、続々とうれしいニュースが舞い込んでいます。


本日、里見香奈倉敷藤花が、3連勝で女流名人位獲得


戸辺プロが、順位戦C級1組9連勝で、B級2組に。同時に六段に昇進しました。


久保棋王が、順位戦B級1組9勝2敗でA級に復帰

 

ちょうど本日、久保棋王と羽生名人の王将戦が行われていますが、このブログで紹介している


先手三間飛車対後手5三銀型の相振り飛車になっています。

 

 

 


第1図は、飯島流に対して、前回説明した手順で▲6六銀型の三間飛車に組んだ局面です。

 

 

※第1図までの手順


▲7六歩    △8四歩    ▲7八飛    △8五歩    ▲7七角    △6二銀
▲6八銀    △5四歩    ▲4八玉    △3二銀    ▲3八玉    △3一角
▲5六歩    △5三角    ▲5七銀    △4二玉    ▲6六銀    △3一玉

 


相手玉が、4二あるいは3一にいる時、▲6五銀や▲5五歩と急戦を仕掛ける手があります。

 

 

例えば、▲6五銀に、△8六歩と反撃してくれば、

 

▲同歩 △同角 ▲同角 △同飛 ▲7五角 (第2図)

 

 

王手飛車で先手必勝形です。4二玉・3一玉の時には、王手飛車のラインになるので、△8六歩


の反撃ができないのです。

 

 

 

 

              第1図(基本図)                        第2図

 

 

 

 

第1図から▲6五銀の攻め

 

▲6五銀に対しては、@△8四飛 A△3五角 B△2二玉 C△4四角などが考えられます。

 


@△8四飛(第3図) ▲6六角 △8二飛 ▲5四銀 △4二角 ▲8八飛 (第4図) 


 △8四飛と浮いて受けるのは、▲6六角があり、先手指しやすいでしょう。

 

 

 

            第3図                           第4図

 

 

A△3五角(第5図) ▲5八金左 △5三銀 ▲7五歩 (第6図) 


 これは、互角の形勢だと思います。

 

 

 

 

            第5図                           第6図

 

 

B△2二玉(第7図)▲5四銀 △8六歩 ▲同歩 △同角 ▲8八飛 △8五歩 ▲6六角 


 △3一角 ▲8三歩 △同飛 ▲8四歩(第8図)

 


 △2二玉と王手飛車のラインを消してから、△8六歩と強気に攻める手はどうでしょうか。


 長くなりましたが、こうなれば先手優勢です。


 途中、▲5四銀に△4四角は、▲5五歩で 先手指しやすいでしょう。

 

 

 

 

            第7図                          第8図

 

 

 

C△4四角(第9図)▲5四銀 △7七角成り ▲同桂 △2二玉 ▲8八飛 △5七角(第10図)
 

 

 後手は、▲6五銀に対して、△4四角とぶつける手が有力だと思います。

 


 

            第9図                           第10図

 

 

△2二玉は、ゆっくりしているように見えますが、王手飛車のラインから逃げると同時に、王を

 

固め、△8六歩の攻めを見ています。 この展開は、先手不満でしょう。

 

 

 

△2二玉のところで、△8六歩(第11図)〜△8七角と攻めた将棋が、stablyさんと七段の方の

 

対局でありました。

 

 

△8七角に対して、▲6五桂。(第12図)

 

 

            第11図                          第12図

 

第12図から、

 

△7八角成  ▲同 金    △2二玉    ▲5三桂不成 (第13図)

 

歩があれば、△5二歩で受かるのですが、▲5三桂不成が厳しいです。

 

以下、

 

△同 銀    ▲同銀成    △5一金右  ▲7七角    △2四歩    ▲5四角 (第14図)

 

 

▲7七角が攻防の好手だと思います。 ▲5四角と打たれた局面では、後手から攻める手

 

がなく、先手優勢です。

 

 

 

 

 

 

第1図から、▲6五銀と攻めるのは、正確に受けられると難解です。 しかし、変化が多


いので、やってみても面白いかと思います。

 

 

次回は、第1図から△5五歩を調べてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

参考棋譜

 

 

戦型:三間対飯島流
先手:stably
後手:七段の方

▲7六歩    △8四歩    ▲7八飛    △8五歩    ▲7七角    △6二銀
▲6八銀    △5四歩    ▲4八玉    △1四歩    ▲1六歩    △3二銀
▲3八玉    △3一角    ▲5六歩    △5三角    ▲5七銀    △4二玉
▲6六銀    △3一玉    ▲6五銀    △4四角    ▲5四銀    △7七角成
▲同 桂    △8六歩    ▲同 歩    △8七角    ▲6五桂    △7八角成
▲同 金    △2二玉    ▲5三桂不成△同 銀    ▲同銀成    △5一金右
▲7七角    △2四歩    ▲5四角    △5二金直  ▲6三成銀  △8四飛
▲5五歩    △5四飛    ▲同 歩    △6三金    ▲6一飛    △5四金
▲8一飛成  △5七歩    ▲3四桂    △2三玉    ▲4二銀    △5二銀
▲5三歩
まで55手で先手の勝ち

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