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一人、善光寺参り ―その2―

一夜明けて今日…。

兄のことで気に病んで眠れないって言うほど弱くはなく、それなりに図太い自分は、それなりにしっかりと睡眠をとり、昼前からドライブに出掛けた。


新潟から高速を使って一路長野県へ…。

目指したのは「善光寺」だった。


なんかね…。
何もできない自分がそれなりに歯痒くもあり…
母みたいに「居ても立っても居られない」ってほどではないものの…
なんかちょっとね…(;´ω`)

『藁にもすがる思い』…って言うのは、こういうのを言うのか…わからんけども…
少しでも何かしてあげたいと思い、善光寺参りへと思い至ったのであった。



いやぁ…やっぱデカくて堂々としているね、善光寺さん。

線香を買って香炉にくべ、お賽銭を投げ入れて参拝し、お祈り…。

病人が自分の患部と同じところを撫でると病気が治るという信仰のある【賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)】を、売店で購入したお守り袋のようなもので全身くまなく撫でてきた。
その場に来れない病人も、その撫でた袋で患部を撫でてあげればご利益があるとのこと…。



ついでに、経文を読まなくても輪蔵を回すだけで、お経を読んだことになり、功徳をもたらしてくれるという【経蔵(輪廻塔)】も回してきた。

なんか、ぬしの前にいた70代のご夫婦は、二人でえっちらおっちら押していたのだが…、そのご夫婦に比べたらまだまだ力もあるであろう若造な自分でも、一人で回すのはなかなか…(;´ω`)…ぃゃ、ひとたび回り出せば楽勝だったけどね…。


なにはともあれ…
兄貴の病状が
良くなりますように…
――祈り――

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一人、善光寺参り

先週の土曜日の夕方、職場である介護施設に母からの電話が入った。

「病気で入院中の兄が、血中酸素濃度が下がって意識を失い、集中治療室に運ばれた。」との知らせだった。

うちは父も脳梗塞による右麻痺で車椅子生活…。50を過ぎて車の免許を取得した母も、歳をとってきたし、車椅子の父と二人、兄貴のことを心配しながら隣市の病院まで車を走らせて…っていうのも、かなり心配だ。

施設は夕食前で忙しい時間帯だったが、事が事なのでリーダーに事情を説明して早退させてもらい、父と母を乗せて隣の市の赤十字病院へ向かった。



兄貴の病気が発覚したのは、昨年の11月のこと。
悪性のリンパ腫…、いわゆる血液の癌というやつだ。

最初はちょっとした体調不良程度の症状で、仕事をしながら短期間の入院・通院を繰り返し、薬の投与と放射線治療で経過を見ていたのだが…、ゴールデンウィーク前には小腸への腫瘍の転移が見つかって、腸の一部切除の手術を受ける…というところまできていた。

本当はまだもう少し入院をして療養を…というところだったのだが、仕事が生き甲斐の兄貴は担当医に相談して退院の期日を少しばかり早め、今月の初めに退院をしてきた。

しかしまぁ、出社してみたものの、なんとも難儀感が抜けず、翌日には再び休むことになり、食事も摂れず自宅で空嘔吐を繰り返していたらしい。

そんなこんなで再度緊急入院になったのが先週の木曜日…。
そして土曜日に急にサチュレーション(血中酸素濃度)が低下して集中治療室へ…といった具合だった。



――病院についた頃にはサチュレーションも安定し、一般病室へ戻ってきたとの報告が入り、ひとまず安心したのだが…、すぐに担当医から『今の状況と今後の治療方針について話がある』とのことで、母と兄貴の嫁さんと自分、そして数分遅れて到着したもう一人の弟の4人で話を聞くことになった…。


そこで聞かされたのは…
『リンパ腫というのは、リンパ腺が全身を巡っているために、いつどこに腫瘍が見つかってもおかしくないものであること』の再確認。
そして『今回の検査で脳の方に腫瘍が見つかった』という事実。
『その腫瘍が神経を圧迫し、飲み込みの機能を阻害しているため、食事が摂れなかったり唾液がうまく飲み込めなかったりする』
『結果…、むせ込んで呼吸も楽には出来ず、酸素が足りなくなる』
『唾液が気管支に入って肺炎を起こしている可能性もある』ということ。
さらには…
『今後は今までの治療法だけでは難しく、骨髄移植も検討していかなければならない段階である。』という決して楽観視することの出来ない内容だった。

それに伴い、血の繋がりのある…自分ともう一人の弟の二人が、ドナーとして適合する可能性が高いので、近いうちに血液検査を受けてほしいとのこと…。


思えば自分は、生まれてから社会に出るまでの間に於いて、「好きな芸能人や曲」「好きな漫画や小説」「趣味やら何やら」で兄貴の影響を受けまくりで…、いろんなものを貰いっぱなしだった。

ドナーとして適合するか否かはまだわからないが、こんなもんで返せるのなら安いもんだ。


ちょうど昨日・今日と連休だったので、昨日早速に血液検査を受けてきた。
無論、兄貴にはまだ【骨髄移植云々】の件は伏せてあるので、血液検査のことは内緒だったが、「休みだったから見舞いに来た」と言って、帰り際に顔だけ見てきた。

顔を見るのは腸の一部切除手術の後に会って以来、ひと月ぶりくらいだったのだが…
まじまじと見ると…
度重なる放射線治療によって髪は抜け落ち…
酸素マスクをつけて、うまく言葉も出せないその表情は…
健常者のそれとは明らかに違い……

不安気な表情だけは見せまいと努めたものの…
何とも言葉にし難いものがあった。

元々ぽっちゃり気味だったためか、それほど痩せ細っては見えなかったっていうのがせめてもの救いだったが…
癌が発覚してからまだ半年ちょっと…
そんな短期間でこんなにも変わってしまうものなのか…と、あらためて癌の恐ろしさを知らしめられた…。





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詩:わけがわからないよ神様


全部解っているじゃない 

可哀想だろうがなかろうが 
不幸だろうがなかろうが 
神様はいつもそこにいて 
笑いながら知らんぷりさね 

道端の石ッころ 
蹴飛ばそうが 
体育座りで部屋の隅 
拗ねて困らせてみせようが 
神様はいつもそこにいて 
笑いながら知らんぷりさね 

好きなようにしてごらん 

みんなが閉口してたって 
キミがそこにいたいのなら 
痛みを携えながらも 
ただ どっしり構えて居座り続ければいい 

神様はいつもそこにいて 
笑いながら知らんぷりさね 

自分に自惚れるところが逆で 
自分を嫌う部分が逆で 
まったくもっておもしれぇから 
神様はいつもそこにいて 
笑いながら知らんぷりさね 

引きずり出してもくれないし 
引っ叩いてもくれなくて 
結局のところ 
キミが全部解っているのだとゆうことを知っているから 
笑いながら知らんぷり 

手足バタバタ 
ひとしきり暴れて気が済んだら 
…出ておいで 

這いずり出てきたところで 
言ってごらんよ 一言… 
『わけがわからないよ…神様』と 

頬をつねあげるぐらいは
してくれるだろうさ



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詩:カラコロ





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逝った年、来た年

皆様、昨年は ぬし子と仲良くしていただきまして
誠にありがとうございました。



本年もまた宜しくお願い申し上げます。ペコリ_(._.)_




「上のやつ、戌ぢゃなくって赤頭巾ちゃんの狼やんけ」とか
「下のイノシシ…【おっことぬし】やんけ」とかいぅ突っ込み
随時募集ちぅ(゚∀゚)アヒャ

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