紅茶に寄り添って

紅茶や紅茶道具に関するあれこれ。と思っていたら色々手を出して収拾付かなくなったブログ。

2019年01月13日の記事

棚には歴史が詰まっている 〜私の棚が崩壊した理由〜

棚とはなにか。
板を横に固定して物を置けるようにしたもの。
簡単に言えば物を置く場所。
であるものの、それだけではないと私は考える。
存在理由は場所の増設であったとしても、そこには持ち主の理想と現実、思想と哲学が詰まっている。
なにを、どのように、どれだけ置くのか、それは生き方の投影とも言える。
つまり棚とは歴史である。
私の家の棚。


跳ね上げ式の扉も、中が見えるガラス窓もとてもお気に入りだった。
段毎にテーマがあり、一番上がカップ飾る場所、その下が紅茶関連の道具(この当時はまだ茶葉は別の場所に置いていた)、その下は趣味で集めていたミルクポットの大物や『milk』と書かれた陶器の置き場所、最後がカップ置き場。

この時代はまだその置き方も定まっておらず、自由奔放に移動していた原始の時代。
上のカップを飾る場所には隙間が多くあり五つになったり六つになったりすれば、二段目と三段目の場所変更がなされていた。
この原因の多くは、隙間があり詰めようとすれば詰められることからだった。
この隙間というものが後々、多くの失敗を生むことになるのだが、それに気付けるものは少ない。


これが時代が進むと紅茶の茶葉を置きだしたり、ラテアートが始まれば三段目をコーヒー置き場にしたりし始める。
繁栄と調和、そのバランスを考える時代。
この時代が棚にとっては幸福な時代と言える。
隙間があれば物は増え(繁栄)、物が増えるから棚の中を整理しバランスを整える(調和)。

黄金時代の到来、熱狂が文化を飲み込み新しい物が次々と取り入れられて物を貯めこんでいく中、徐々に失敗に気付いていく時代。
隙間が少なくなり、身動きが取り辛くなり、調和の舵取りそのものが出来なくなっていく。
物の固定化が進み、昔見せた自由奔放な場所の移動はそこにはない。
新しく物は増やせず、増やした途端に上の画像のように、一番上の棚はティーカップの飾り棚と思っていたのがグラスも置くようになってしまった。
こうなれば棚の崩壊と言える。
なにかの手を打たなければならない時代。



こうして打たれたのが、一番上のティーカップの飾り棚の完全撤去と、茶葉を二段に分割の二つだ。
一番上はダージリンやアッサム等のノンフレーバーの茶葉の段。
その下がフレーバーの段となっている。
相変わらず物が多く崩壊寸前間近ではあるものの、まだ少しだけは耐えられるようになった。

棚には歴史が詰まっている。
歴史とはその生き方の表れだ。
つまり私は物が片付けられない。




ところでなぜ私の棚が崩壊して、カップを撤去し棚を分けるという直接的な手に出たのか、
それは福袋のせいです。決して考えなしに物を増やしたからではありません。
前回マリアージュフレールの福袋の紹介をしましたが、
実はネットでもう二つ、福袋を予約していました。
予約が年末も年末だったので、今になってようやく届いたのでご紹介。


ルピシアの福袋五千円分。なんと約2倍の価格の茶葉の福袋とのこと。
それだけでもとんでもないですが、ルピシアの良い所は自分の好みに合わせて選べる点にあると思います。



自分に合わせて、リーフそのままなのか、ティーバッグに入っているものなのか、
フレーバーかノンフレーバーか、紅茶だけでなく緑茶とか入っているかどうか、
これはとても嬉しい仕様ですね。
私はリーフのフレーバーを選びました。3番ですね。
ノンフレーバーは他のお店で手に入るのと、ルピシアと言えばフレーバーというイメージがあるので。




あとこういうトートバッグもおまけで付いてきました。
予約がもう少し早ければ紅茶のおまけかトートバックか選べたのですが、このトートバックはこれはこれで良い気がします。中にもポケットがついていて嬉しいです。
さて、実は私はルピシア初利用。
名前はよく聞いていたし茶葉の種類も豊富と聞いて興味はあったものの、あまり評判がよろしくなかったので今まで敬遠していました。
しかしこの機会に少し試そうかなと購入。


とりあえずミルクが合うユメ・オ・レを飲んでみました。
香りは強いくらいに甘いフレーバーを感じますが、これはマリアージュフレールも同じこと。
味は一口飲んでみて、私の好きなマリアージュフレールのウェディングインペリアルを咄嗟に思い出しました。やるじゃんルピシア。
と思ったのも束の間、喉を通る時にはその印象も吹き飛んでいました。
なんか、薄い。
もう一口飲んでみても印象は変わりません。というか一口目で甘さを覚えてしまったのか、ただただ薄さだけが強調された印象です。
なんだろう。紅茶感がないからかな。
他のレビューも、確かに薄い、という記述は目立ったんですよね。
フレーバーは確かに感じるし、香りもこれはこれで良いと思うのですが、飲んでみるとどこか足りない感じです。
同じく開けた白桃は露骨に分かりやすいです。
これは、うーん。何らかの茶葉をプラスして味を補強してやればいいのだろうか。
まだまだ種類はあるので別の味も試してみないと分からないかな?








もう一つ買った福袋はリーフルダージリンハウスさんの福袋。一万円分。
全てダージリンの袋で、ファーストフラッシュ(春摘み)4袋、セカンドフラッシュ(夏摘み)4袋、オータムナル(秋摘み)2袋の計10袋。
私はファーストフラッシュが特に好きで、とても楽しみにしていた袋でした。




こんな感じで袋の中身の解説もしています。
こういうの嬉しいんですよね。
茶園買いとかしたことないけど、色々と味を楽しめるのが嬉しいです。
一つ気になるのは、淹れ方に書いてある容量。
3グラムで280mlとか、他に比べるとお湯が多いです。
実際に飲んでみても、ほんの少しだけ薄く感じるようなそうでないような。



とりあえずセカンドフラッシュを淹れてみた。
香りもそうですが、味も素晴らしいですね。
渋みの中にも甘味を感じる気がします。
相変わらずマスカテルとかそういうのはよく分からないですが、やはり私の中で紅茶はダージリンが一番です。

という感じで、福袋、大変お得ではあるのですが、置き場所も考えずに買ってしまうと大変なことになるので注意が必要です。

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