紅茶に寄り添って

紅茶や紅茶道具に関するあれこれ。と思っていたら色々手を出して収拾付かなくなったブログ。

2019年01月の記事

棚には歴史が詰まっている 〜私の棚が崩壊した理由〜

棚とはなにか。
板を横に固定して物を置けるようにしたもの。
簡単に言えば物を置く場所。
であるものの、それだけではないと私は考える。
存在理由は場所の増設であったとしても、そこには持ち主の理想と現実、思想と哲学が詰まっている。
なにを、どのように、どれだけ置くのか、それは生き方の投影とも言える。
つまり棚とは歴史である。
私の家の棚。


跳ね上げ式の扉も、中が見えるガラス窓もとてもお気に入りだった。
段毎にテーマがあり、一番上がカップ飾る場所、その下が紅茶関連の道具(この当時はまだ茶葉は別の場所に置いていた)、その下は趣味で集めていたミルクポットの大物や『milk』と書かれた陶器の置き場所、最後がカップ置き場。

この時代はまだその置き方も定まっておらず、自由奔放に移動していた原始の時代。
上のカップを飾る場所には隙間が多くあり五つになったり六つになったりすれば、二段目と三段目の場所変更がなされていた。
この原因の多くは、隙間があり詰めようとすれば詰められることからだった。
この隙間というものが後々、多くの失敗を生むことになるのだが、それに気付けるものは少ない。


これが時代が進むと紅茶の茶葉を置きだしたり、ラテアートが始まれば三段目をコーヒー置き場にしたりし始める。
繁栄と調和、そのバランスを考える時代。
この時代が棚にとっては幸福な時代と言える。
隙間があれば物は増え(繁栄)、物が増えるから棚の中を整理しバランスを整える(調和)。

黄金時代の到来、熱狂が文化を飲み込み新しい物が次々と取り入れられて物を貯めこんでいく中、徐々に失敗に気付いていく時代。
隙間が少なくなり、身動きが取り辛くなり、調和の舵取りそのものが出来なくなっていく。
物の固定化が進み、昔見せた自由奔放な場所の移動はそこにはない。
新しく物は増やせず、増やした途端に上の画像のように、一番上の棚はティーカップの飾り棚と思っていたのがグラスも置くようになってしまった。
こうなれば棚の崩壊と言える。
なにかの手を打たなければならない時代。



こうして打たれたのが、一番上のティーカップの飾り棚の完全撤去と、茶葉を二段に分割の二つだ。
一番上はダージリンやアッサム等のノンフレーバーの茶葉の段。
その下がフレーバーの段となっている。
相変わらず物が多く崩壊寸前間近ではあるものの、まだ少しだけは耐えられるようになった。

棚には歴史が詰まっている。
歴史とはその生き方の表れだ。
つまり私は物が片付けられない。




ところでなぜ私の棚が崩壊して、カップを撤去し棚を分けるという直接的な手に出たのか、
それは福袋のせいです。決して考えなしに物を増やしたからではありません。
前回マリアージュフレールの福袋の紹介をしましたが、
実はネットでもう二つ、福袋を予約していました。
予約が年末も年末だったので、今になってようやく届いたのでご紹介。


ルピシアの福袋五千円分。なんと約2倍の価格の茶葉の福袋とのこと。
それだけでもとんでもないですが、ルピシアの良い所は自分の好みに合わせて選べる点にあると思います。



自分に合わせて、リーフそのままなのか、ティーバッグに入っているものなのか、
フレーバーかノンフレーバーか、紅茶だけでなく緑茶とか入っているかどうか、
これはとても嬉しい仕様ですね。
私はリーフのフレーバーを選びました。3番ですね。
ノンフレーバーは他のお店で手に入るのと、ルピシアと言えばフレーバーというイメージがあるので。




あとこういうトートバッグもおまけで付いてきました。
予約がもう少し早ければ紅茶のおまけかトートバックか選べたのですが、このトートバックはこれはこれで良い気がします。中にもポケットがついていて嬉しいです。
さて、実は私はルピシア初利用。
名前はよく聞いていたし茶葉の種類も豊富と聞いて興味はあったものの、あまり評判がよろしくなかったので今まで敬遠していました。
しかしこの機会に少し試そうかなと購入。


とりあえずミルクが合うユメ・オ・レを飲んでみました。
香りは強いくらいに甘いフレーバーを感じますが、これはマリアージュフレールも同じこと。
味は一口飲んでみて、私の好きなマリアージュフレールのウェディングインペリアルを咄嗟に思い出しました。やるじゃんルピシア。
と思ったのも束の間、喉を通る時にはその印象も吹き飛んでいました。
なんか、薄い。
もう一口飲んでみても印象は変わりません。というか一口目で甘さを覚えてしまったのか、ただただ薄さだけが強調された印象です。
なんだろう。紅茶感がないからかな。
他のレビューも、確かに薄い、という記述は目立ったんですよね。
フレーバーは確かに感じるし、香りもこれはこれで良いと思うのですが、飲んでみるとどこか足りない感じです。
同じく開けた白桃は露骨に分かりやすいです。
これは、うーん。何らかの茶葉をプラスして味を補強してやればいいのだろうか。
まだまだ種類はあるので別の味も試してみないと分からないかな?








もう一つ買った福袋はリーフルダージリンハウスさんの福袋。一万円分。
全てダージリンの袋で、ファーストフラッシュ(春摘み)4袋、セカンドフラッシュ(夏摘み)4袋、オータムナル(秋摘み)2袋の計10袋。
私はファーストフラッシュが特に好きで、とても楽しみにしていた袋でした。




こんな感じで袋の中身の解説もしています。
こういうの嬉しいんですよね。
茶園買いとかしたことないけど、色々と味を楽しめるのが嬉しいです。
一つ気になるのは、淹れ方に書いてある容量。
3グラムで280mlとか、他に比べるとお湯が多いです。
実際に飲んでみても、ほんの少しだけ薄く感じるようなそうでないような。



とりあえずセカンドフラッシュを淹れてみた。
香りもそうですが、味も素晴らしいですね。
渋みの中にも甘味を感じる気がします。
相変わらずマスカテルとかそういうのはよく分からないですが、やはり私の中で紅茶はダージリンが一番です。

という感じで、福袋、大変お得ではあるのですが、置き場所も考えずに買ってしまうと大変なことになるので注意が必要です。

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私の袋を獲らないで

今日は2019年 1月 2日。あけましておめでとうございます。
新たな一年が始まりました。
新しいものを手に入れた時には誰しも儀式が必要だと感じるものです。
携帯を手に入れた時に剥がすディスプレイのセロハンであったり、
時計を手に入れればとりあえず電池を入れる準備をして秒数まで合わせやろうとしたり、
新しい紅茶を買った時はとりあえず匂いを嗅いだりするものです。
きっと家を買えばソバを買うだろうし、きっと自家用ジェットを買えばとりあえず無駄にスイッチを弄ってみるのだと思います。

新たな年を手に入れる儀式と言えば、初詣であったり登山して初日の出見るであるとか、
年賀状を見るというのも多くの人がする儀式だと思います。お餅をつく人もいるでしょう。

そんな数ある新年の儀式の中でとても人々が殺気立つものがあります。
初売りです。
特に福袋などは争奪戦みたいになる物もありますね。
実は私は今まで一切福袋に興味がありませんでした。
自分が欲しい物が福袋に入っているとは思えないし、それなら普通に商品買う方が良いと考える人間です。今でもそうです。
しかしそんな時に目にしたネットの記事に、紅茶関連の福袋がありました。
私は初売りには全く興味のない人間だったので知らなかったのですが、
お茶関連はかなりお得感がある福袋ばかりらしい。
私はとりあえずなんでも飲める方だし、好みとしての好き嫌いはあっても生理的に無理な物は今までに当たったことがありません。

と言う訳で年末に友人を誘って待ち合わせし、朝の開店時間に間に合うように梅田に行ってきました。
私の目的はただ一つ。マリアージュフレールの福袋です。一万円の袋が特に人気らしいので出来ればそれ。
しかし行ってみれば人が多く、特にマリアージュフレールはどんどんと他のお店よりも人が並んで最後尾の看板が遠くなり、並んでからも高速の渋滞の様な動くより立ち止まってる時間の方が長い列、次々と店頭から奪われていく袋。
しかも一人一つじゃなくて何個でも購入可とのこと。一人で二袋買う人も。私の分無くなるのではとハラハラするなか、初参加でとても不安ではありましたがなんとかお目当ての一万円福袋が買えました。
ちなみに並んでから30分ほどで買えました。

戦利品。
左から
ハワイ・カワイイ、グラン・ボワ・シェリ、スラバヤ、テ・ア・オペラ、パリティータイム・テ・パリジャンです。



ハワイ・カワイイ。水出しの緑茶? らしい。ハワイをイメージし、ハイビスカスとパイナップルと、謎の赤い奴が入っているとのこと。夏向きの茶葉らしい。



瓶に入っていて、蓋の裏が空洞になっていて量りになるとのこと。
蓋の量りで約1リットルから1.5リットルは取れるらしい。
理科室で使った塩酸の瓶を思い出しました。
密封性はあるらしく蓋を瓶の口に乗せた時にゆっくりと落ちていくので、この瓶はこれで使える場面がありそうです。

グラン・ボワ・シェリ。ミルクティーに合うバニラの紅茶。
アフリカのモーリシャス島は紅茶とバニラの産地で、その二つを使ったのがウリらしい。

スラバヤ。いくつかの花とバニラのルイボスティー。ミルクでも行けるらしい。袋入り。

テ・ア・オペラ。謎の赤いフルーツの香りとスパイスの入った緑茶。袋入り。


白いの。パリティータイム・テ・パリジャン。
以前紹介した、フォションのリニューアルされた缶と同じ感じの缶。



缶の中にはこんな感じの紅茶が袋に入っています。
花とフルーツの白茶とのこと。
白茶は実は没記事となってしまいましたが、お茶に手を広げている間に一度経験しています。
なにも着香していないはずなのに、はっきりとした花の香りを感じられるのが特徴のお茶です。
その香りはとても柔らかく、緑茶に慣れた日本人が飲んでもむしろ新鮮に感じられるお茶だと思います。
白茶の白色は茶葉自体を指していて、



少し分かり辛いですが、真ん中辺り毛の生えた茶葉があると思いますが、この毛が白色に見えることから。
白茶は飲んでから気になっていて、いつかは白茶を買ってみようと思っていたので少し嬉しいですね。
以上五点が初福袋でした。
マリアージュフレールは種類も多く、名前見ても説明見てもいまいち味の想像がつかないのですが、ミルクに合う茶葉があったことは嬉しいですね。
新しく買ってきたことですし、今回はグラン・ボワ・シェリを淹れてみました。


まずはミルクなしで飲んでみると、甘さもじんわりと感じさせつつ、すんなりと喉を通っていきます。ミルクなしでも行ける味です。


しかしミルクを入れてみると、なるほどなー、となりました。
甘さも落ち着いて全体的に纏まった感じがします。
これは当たり茶葉ですね。ミルクティーとして高い点数が付けられる紅茶です。
変な癖もなく、飲みやすいのも点数高いです。
マリアージュフレールはフレーバーが有名なだけあって、やはりフレーバーは好き嫌いの分かれるものが多いですし、癖の少ない紅茶でありつつもフレーバーの感触もあるのはなるほどなーとなります。
でも私はウェディングインペリアルの方が好きかな。本気で好き嫌い別れる紅茶だろうけど。





ミカンのヨーグルトケーキ。
ミカンが大量にあったので、重曹で煮て皮を外しやすくして缶詰のミカンみたいにして使用しました。
が、なんか下のヨーグルトが固まらずに徐々に崩れ始める結果に。
レモン果汁淹れすぎたかな。それか一時間ほどしか冷蔵庫に入れてなかったから中の方が固まりきらなかったのかな?
崩れてグチャグチャになったケーキと紅茶で過ごすお正月です。

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